フィギュアスケートの技の解説

ステップ・スパイラル

 

 

今回はステップと、スパイラルについて説明しようと思います。ステップと言いますのは、エッジのさまざまな場所に体重を乗せ、氷上でまるでダンスを踊るかのように滑ることです。

 

 

そして、なんらかの図形を描きながらステップを踏み続けていくというパターンを「ステップシークエンス」と言いまして、これは採点要素のひとつとなっています。

 

 

どのようなことが採点にかかわってくるのかと申しますと、ステップとターンの多様さや、時計回りもしくは反時計回りの両方の回転をどのくらい取り入れているのか、そして上半身の動きのバラエティーや切り替えの速さなどです。

 

 

また、スパイラルという技は、片足を腰よりも高い位置に上げた姿勢で滑ることを言います。
スパイラルが良くできているかどうかの見分け方としましては、上げた足がより高い位置にあることや、エッジにしっかりと乗っていて、頭があまり下がらずに、胸を張った姿勢を保ち続けていることなどです。
やはり、見た目が美しいということは大きなポイントですね。

 

 

ステップシークエンスという技は、フィギュアスケートにおいて、シングル、ペア、アイスダンス、これら全てに共通した要素なのですが、スパイラルシークエンスにつきましては、女子とペアのみに必須の要素となっています。

 

 

次回は、ムーブメントやアクセントについてお話しようと思いますが、もう今回のあたりまでご理解いただければ、フィギュアスケートはこれまでの10倍は楽しく観られるのではないかと思います。